会長基本方針
平成２３年３月１１日に東北地方太平洋沿岸部を襲った東日本大震災は、未曾有の被害をもたらし、更なる政治不信を招いたと同時に、一個人の強さ、可能性、人間愛、そして想いを同じくする個々が集まることで計り知れないほどの大きな力が発揮できる！ということを改めて我々に教えてくれました。
出口の見えない経済不況、暗中模索の行政等、非常に厳しい社会環境に取り囲まれるなかで、私たちは、今こそより一層個々の力を鍛え、リーダーシップを養い、共闘する仲間として連帯する時ではないでしょうか。
私たち商工会議所青年部は、地域の経済的発展を、個々の企業が繁栄することでその一助とし、豊かで住みよい街づくりに貢献する。そのために事業家同士が集まってより深く交流し、自己研鑽に努め、又切磋琢磨しながら互いに成長していく場として組織されました。 私は今年度のコンセプトとして"育（はぐく）む"ということを提唱いたします。 "育む"とは「愛でて育てる」ことです。 今こそこの伊勢ＹＥＧという組織をフルに活用し、自己を育み、会社を育み、私たちの住まう伊勢を育んで行こうではありませんか。
人は人によって磨かれます。そしてチャレンジすることで成長します。 経験のある者が後輩に教え、経験の浅い者が成功者や先輩方に教えを乞い、あるいは事業家として肩を並べるもの同士が研鑽し合うことで人が成熟していくならば、青年部は最高の舞台です。
また、伊勢ＹＥＧは平成２５年度東海ブロック大会を主管で開催します。この事業はメンバーの思いを一つにし一致団結して取り組まねば成し得ない一大事業です。言い換えれば一致団結すれば必ず成功出来る事業です。東海３県、あるいは日本全国から千数百名が集まるこの大会を、他地域、異業種の交流の機会とし、又伊勢ＹＥＧの魅力、愛すべき伊勢の魅力を広く知らしめる機会と捉えメンバーが一丸となって取り組んで行きたい！そして、この稀に見るチャンスを各々の更なる成長の時となるよう情熱を持って取り組み、各々が愛して止まないものを育む一助としていただくことを願います。
本年度は平成２５年の東海ブロック大会の準備委員会を含む５つの委員会を作りました。それぞれに魅力ある委員会になると確信しておりますので、自己研鑽の場、より広く人脈を形成する場、あるいは伊勢の魅力を発見する場として活用して頂き、それぞれで得た知識や経験を己が成長の糧としていただければ幸いです。そしてこのような様々な経験を得られる伊勢ＹＥＧをメンバーの和をもって共に育んで行きましょう。
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